持続可能な小麦粉 “AXIANE”の背後にブロックチェーン

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、原典がフランス語の海外ニュースをご紹介します。

記者:Sylvie Carriat @Les MARCHES
出典元URL:
https://lesmarches.reussir.fr/une-blockchain-derriere-la-farine-durable-daxiane
発信日:2月4日

ニュース内容

    • 仏アクセレアル穀物グループの製粉事業Axiane Meunerieは、フランスの持続可能な農業に由来する小麦粉”サボワー・テール“の消費者が、その製品のパッケージから原産地と製造段階を正確に追跡できることを発表した。
    • これらの情報は、ブロックチェーンに記録され、保護され、携帯電話でQRコードをスキャンし、パッケージの消費期限を示すことによって、消費者は使用される小麦を栽培した農家の身元、農場の場所、小麦が貯蔵され粉砕される場所、小麦粉が包装されている場所を知ることができる。 さらに消費者は農家が提供するレシピにもアクセス可能。
    • 同社はシャンデルール(ヨーロッパの祝日。フランスではクレープを食べる習わしがある)を利用して、消費者と農家を近づけるこの技術革新を立ち上げている。また、このアプローチは環境、社会、経済の問題をカバーする良好な農業の尊重に基づいていて、アクセレアルのイニシアチブメンバーであるアクセレアルCultivUpの持続可能な農業について広めることも可能する。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 本日は、フランス語が原典の海外ニュースを、本ブログで初めてご紹介させていただきます。弊社の紺野は、国際開発の仕事をしていたころ、英語圏、仏語圏、両方の報道に触れる機会が多く、英語圏のものと仏語圏のもので意外なほど取り上げるニュースが異なっていたり、同じニュースでも報道の切り口が異なることが多いことを実感してきました。このため「持続可能な社会づくりのためのブロックチェーン利用の世界の事例」をご紹介している本ブログでも、ご協力者様の貴重なお力添えをいただきながら、できるだけ英語圏以外のニュースもご紹介していきます。
    • 上記のニュースは、ブロックチェーンが得意とし、IBM Food Trustなどでも既に実績がある食料トレーサビリティにかかる取り組みのニュースではありますが、フランスの重要産業であり、またフランス文化にとって枢要な小麦粉を取り扱ったという点が興味深く、ご紹介させていただきました。
    • また、この取り組みを実施しているのが(IBMのような巨大なIT企業ではなく)フランスの1企業であり、またその企業がマーケティングに強みをもつ企業であるという点も、注目ポイントだと考えます。なぜなら、社会的課題解決へのブロックチェーン活用による自社ブランディングへの貢献という、企業にとっての価値あるブロックチェーンの利用方法の一つを体現しているためです。今回トレーサビリティの対象となった小麦粉は、そもそも「持続可能な農業」というブランドを持った製品であり、トレーサビリティの対象とすることが、ブランドの更なる強化につながるとの考えでしょう。恵方巻のような、文化的イベントに合わせてこのサービスを開始した点や、生産農家の紹介をするだけではなく、生産農家が情報(レシピ)を発信できる仕組みを設けている点も秀逸です。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。
ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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