オーストラリア工業・科学・エネルギー・資源省、国家ブロックチェーン・ロードマップ発表

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュースをご紹介します。

記者:Asha Barbaschow @ZDNet
URL:https://www.zdnet.com/article/australia-to-focus-on-blockchain-potential-with-new-roadmap/
掲載日:2月7日

ニュース内容

    • オーストラリア工業・科学・エネルギー・資源省は、52ページにわたる国家ブロックチェーン・ロードマップを発表した。ブロックチェーンは新たな雇用、新たな経済成長、コスト削減をもたらし、国全体の生産性の改善が期待されるとしている。
    • このロードマップでは、「規制と標準化」、「技術力とイノベーション」、そして「国際的な投資と協調」の3分野に焦点が当てられている。また、2025年までに取るべき施策を12のステップで示している。そのうち最初の施策は、既に設置されている国家ブロックチェーン・ロードマップ諮問委員会を正式化し、国家ブロックチェーン・ロードマップ運営委員会に名称変更することである。この委員会の役割は、政府に対する進言と、財務省フィンテック諮問委員会等の他の委員会との協調だ。
    • この工業・科学・エネルギー・資源省のロードマップに対し、デジタルトランスフォーメーション庁長官は、「ブロックチェーンは興味深い技術だが、まだ開発の初期段階であり、既存のものを含め他の技術で代替できるものはある。」と述べた。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • オーストラリア政府がブロックチェーンに関する取り組みのロードマップを示したことは、ブロックチェーン技術に対する同国の期待感の高さを表しています。世界的な調査会社ガートナーのレポートを引用しつつ、ブロックチェーン技術は2025年までに1,750億ドル(約19兆円)、2030年までに3兆ドル(約330兆円)を超える規模になると謳っています。
    • 一方でロードマップの中身を見ると、ブロックチェーン産業育成と社会実装を目的として、官民のコミュニケーションを密にし、調査研究を通じてユースケースを精査し、徐々に社会に取り込んでいくという、現実的で手堅い12の施策が示されています。上記記事でデジタルトランスフォーメーション庁長官の、ブロックチェーン技術に対する若干冷ややかなコメントも紹介されていますが、今回の現実的なロードマップの発表は、まだ発展途上のブロックチェーン技術に対して、現時点で技術者以外の人々が行うべきことをまとめていると感じます。すなわち、着実に最新の情報を取得できる体制を作り、正しい理解のもとに都度最適な活用方法を実行できるようにする等、社会の受け入れ態勢を醸成することが重要であるということです。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。
ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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