フランス最大手電力会社EDFがブロックチェーン関連事業に進出

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は海外ニュース(フランス語原典)をご紹介します。

出典元:Futura Sciences
URL:https://www.futura-sciences.com/planete/actualites/developpement-durable-secteur-energie-empare-technologie-blockchain-79508/
掲載日:2020年2月6日

ニュース内容

    • フランス最大の電力会社EDF(注:世界でも最大級)は、ブロックチェーン関連サービスの提供に乗り出している。同社は、新しい子会社Exaionを立ち上げ、顧客にAIソリューション、科学的シミュレーションのためのコンピューティング能力の貸し出し、そしてブロックチェーンプラットフォームの提供を目指す。これらのサービスの利用者は、独自のソリューションを開発するためにプロトコルを選択し、インフラストラクチャを持つことができる。さらには、暗号資産ポートフォリオのための安全なカストディ・サービスを提供する予定である。
    • 仏政府産業機構Ademeの予測によると、2030年には、こうしたデータセンター事業は世界の電力消費の13%に相当するまで成長するという。こうしたなかで、CO2をほとんど排出しないフランスのエネルギーミックスにより、EDFとその子会社Exaionは、エネルギーを制御し、カーボンフットプリント(注:CO2の排出量)を最適化しながら、顧客にデータホスティングソリューションを提供することができる。 また、顧客データは、EDFグループのデータと同レベルのサイバーセキュリティでフランスにおいてホストされる。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 2004年まで国有会社だったフランス最大の電力会社がブロックチェーン事業に乗り出しているというニュースです。新事業への進出といっても、記事に記載されているサービス内容は、開発環境の提供やカストディ(暗号資産の保管)サービスといったインフラ提供を主としており、同社が元々得意とするビジネスモデルに準じている印象です。巨大なインフラ企業持つ資金的、そして技術的信用を上手に活かしたアプローチだと感じます。国単位の政策アプローチという観点でみても、まだユースケースを模索している段階のブロックチェーン産業において、新興企業が新しい取り組みをする土壌を整えるという、現時点で優先度が高く必要性も高い取り組みを着実に遂行していると言えるでしょう。
    • また、原典のフランス語の記事で、この事業が温暖化へのネガティブ・インパクトの緩和に寄与すると記載している点も、いかにも欧州らしい報道と言えます。なお、余談ですが、フランスの発電は確かにCO2排出が比較的少ないですが、原子力の占める割合が70%以上となっています。
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