スペイン財閥のアクシオナ、排出権取引プラットフォームを提供するスタートアップと提携

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュースをご紹介します。

記者:Sladjana Djunisic @Renewalbes Now
URL:https://www.renewablesnow.com/news/acciona-partners-with-spanish-start-up-to-sell-carbon-offsets-on-blockchain-platform-687861/
掲載日:2月19日

ニュース内容

    • スペインの、再生可能エネルギー事業も手掛ける建設系コングロマリットのアクシオナは、バルセロナを拠点とするスタートアップ、Climate Blockchain Initiatives(以下、「CBI」)との提携に合意した。提携の目的としては、当該スタートアップが提供する(二酸化炭素の)排出権取引プラットフォームの世界的な拡大を支援するためだという。
    • CBIは、排出権の売買を仲介者なく実施できるプラットフォームを提供することで、取引を簡単に、早く実施できるようにすることを目指している。アクシオナによれば、京都議定書(訳者注:1997年の第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で採択された気候変動枠組条約に関する議定書)に基づく(旧来の)排出権売買プロセスは2か月以上を要するものであったが、CBIのサービスを使うと48時間以内に手続きが完了するという。
    • アクシオナは、メキシコ、チリ、コスタリカといった開発途上国で実施する再生可能エネルギー事業にて自社が保有する排出権を、CBIのプラットフォームに登録する予定だという。また、当社は国連が主導するSDGsの文脈でも本取り組みに関する情報提供をしていきたいという。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 先日、スペインの銀行BBVAがインパクト投資の見える化にブロックチェーンの利用を検討しているとご紹介したこちらの記事にて、弊社のコメントとして「1997年のCOP3(地球温暖化防止京都会議)などで盛り上がりを見せた二酸化炭素の排出権取引のような枠組みにこそ、ブロックチェーンが極めて適していると感じました。」と申しましたが、まさにそれを実行に移しているスタートアップのご紹介記事です。そのスタートアップもスペインの企業ということで、スペインにおける気候変動対策に対するブロックチェーン活用の注目度の高さを窺い知ることができます。
    • SDGsへの対応は企業ブランディングの意味合いが強いと考えますが、その目的に重ねてさらに新技術を用いるスタートアップを支援するという経営戦略は、一石三鳥を狙う極めて高度なものだと言えます。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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