チュニジアのオリーブ油メーカーCHO、ブロックチェーンを採用

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュース(原典フランス語)をご紹介します。

記者:Celine @AgroMedia.fr
URL:https://www.agro-media.fr/actualite/blockchain-de-lhuile-dolive-tracee-du-champs-jusquau-detaillant-36502.html
掲載日:3月9日

ニュース内容

    • チュニジアのオリーブ油生産者CHOは、ブロックチェーンを使用して、同社の製品を木から小売業者まで追跡する証明記録を作成する。Terra Delyssaは、透明性と甘くフルーティーな風味で知られるCHOのオリーブオイル・ブランドである。CHOグループは、IOC(国際オリーブ評議会)によって最高品質と評価されている、このエキストラ・バージン・オリーブ油の生産プロセスを追跡するデータを管理・記録するために、IBM Food Trust*を採用している。
    • その目的は、オリーブが育った畑、粉砕された工場、油が濾過され瓶詰めされ、分配された施設を含む様々な品質保証と情報チェックポイントを通じた、Terra Delyssaのトレーサビリティの確保だ。世界中の消費者は、証明カードを見ることで、各ラベルのQRコードをスキャンし、消費者はオリーブオイルの起源について安心し、その生産過程と品質管理ポイントに関するより良い洞察を得ることができる。
    • オリーブ油のラベルミスや違法な偽造、混合されているかについてメディアによって報じられ消費者の不信感を引き起こしている。「オリーブ油は、オリーブ畑から国際的な小売拠点に移り、その純度と鮮度を維持する必要があり、複雑な課題だ。Food Trustのおかげで、製品の原産と純度に関する情報を、CHOグループの消費者や流通パートナーにほぼリアルタイムで提供することができる」とIBMは説明する。

*IBM Food Trust:IBMが提供する、食品サプライチェーンのトレーサビリティのためのブロックチェーン・ネットワーク

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 本ブログでも何度も取り上げている食料品のトレーサビリティの話ですが、上記要約の最後のIBMのコメントの一部が興味深かったのでご紹介させていただきました。つまり、Food Trustによって食料品のトレーサビリティによって、消費者のみならず、流通パートナーもメリットを享受するという点です。
    • CHOはヨーロッパ、カナダ、アメリカ、中国を含む24か国に進出し、チュニジアのオリーブ油輸出の20%をも占める大企業です。これほどの生産能力を持つ企業が生産する製品が、消費者に届くまでに多様な流通業者を経由することは想像に難くありません。また、オリーブ油は、すり替えや不純物の混入などの不正で有名な産品でもあり、トレーサビリティがしっかりとした製品となることで、その流通業者に与える安心感は大きいといえるでしょう。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
ご関心ある方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。