ブラジル、偽学位証書に対抗するブロックチェーンを開発

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュース(原典フランス語)をご紹介します。

記者:Karen Bonbersnoot @The Contribune
URL:https://www.thecointribune.com/actualites/au-bresil-la-blockchain-pour-lutter-contre-les-faux-diplomes/
掲載日:3月20日

ニュース内容

    • ブラジル教育省によると、学位証書の改ざんとの闘いの一環として、ブロックチェーンを使用してデジタル認証システムが準備される予定だ。このイニシアチブは、民間機関の強力な関与を必要とする。
    • ブラジルの教育大臣Abraham Weintraubは最近、ブロックチェーンに関連するプロジェクトに言及した。偽の大学の学位に終止符を打ちたいという強い願望に駆られて、ブラジルの教育省 はブロックチェーンベースのソリューションを使用する予定だ。このプロジェクトの目的は、ブロックチェーンによって規制されたプラットフォームを通じて卒業証書を発行するシステムを標準化することだ。
    • しかし、一部の地元メディアによると、このイノベーションの実施には、民間教育機関が主となった財政的支援が必要である。この点を念頭に置いて、共通のプラットフォームの作成を進める必要がある。一方で、すでに14の私立大学が関心を示している。
    • 同国教育省のこのイニシアティブにより、教育部門での詐欺が減っていくに違いない。地元新聞は、教育省が長年にわたって取り組んでいる、卒業証書の改ざんを定期的に報告している。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 昨日ご紹介した記事「ブロックチェーンが企業の人事情報管理にもたらす可能性」にて、企業の人事管理分野におけるブロックチェーンの活用方策については、学歴詐称対策に関するアイデアがよく語られると申し上げましたが、その具体的なプロジェクトについて本日ご紹介させていただきました。

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ブロックチェーンが企業の人事情報管理にもたらす可能性

    • ブロックチェーンは、システム構成としては、どこか特定の主体が強い権限を持つべきではないシステムにこそ、高い有用性を持つものです。一方で、現在の社会で、完全に分散的な組織や制度はほとんどなく、公共に関するものは政府が決定権を持っているものが大半です。ブロックチェーンを用いたプロジェクトは、公共に資するものであれば、そうした既存の社会システムと折り合いを付ける必要がありますが、政府がそのプロジェクトと利害関係を持つものであった場合には特に、政府とプロジェクトとの距離の取り方を気を付けなければなりません。
    • 今回の学歴詐称対策の問題は、大筋としては政府との利害関係があるとは考えづらく、政府がイニシアティブをとり、民間の教育機関が実際の開発を進めるというフォーメーションであることがポジティブな事例だと言えます。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
ご関心ある方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。

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