イタリア通信社ANSA、ブロックチェーン技術でフェイクニュースに対抗

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュース(原典フランス語)をご紹介します。

記者:JoePinasi @TheCointribune
URL:https://www.thecointribune.com/actualites/en-italie-la-blockchain-a-la-rescousse-pour-combattre-les-fake-news-du-covid-19/
掲載日:4月13日

ニュース内容

    • COVID-19パンデミックの急速な進化に伴い、虚偽の情報の拡散に対するメディアの監視は、その頂点に達している。4月6日、世界トップクラスの通信社の一つであるANSAは、フェイクニュースと戦うためのブロックチェーンアプリケーションを有していると発表した。
    • 同通信社は、情報の発信源を検証し、ANSAから発信された情報かどうかを検出するために、EY Advisory S.p.Aに協力を求めた。EY Advisory S.p.Aが提供するEY OpsChainトレーサビリティ技術は、ブロックチェーン・ベースのアプリケーションである。
    • “ANSAcheck”と呼ばれるこのシステムは、予めANSAが発信した情報を記録しており、プラットフォーム(訳者注:記事には詳細が記載されていないが、おそらくSNS等のことを指すと思われる。)に記事が掲載されたときに、その情報がANSAが発信したものと一致する場合には、”ANSAcheckデジタルステッカー”を、その記事の真正性を証明するために表示する。このシステムは、1日に1,000以上のニュース記事をチェックする。EYの地中海地域アドバイザリーサービスの責任者であるマルコ・マズッチェリは、ANSAcheckの登場により「現在の緊急事態によって生まれた偉大なデジタル・経済変革の期間”が始まった」と述べた。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • イタリアの出版業界で初めての、ブロックチェーン技術を用いたニュース追跡システムだということです。上記の元記事、ANSAのPR記事EY OpsChainの記事等をみても、ブロックチェーン技術を用いる必然性がつかみにくいのですが、おそらくハッシュ化技術を行い、そのANSA発だと名乗る記事と、実際のANSA発信記事との比較を行って、真贋を判定し、真のものだけにステッカーを表示する、という仕組みだと想像されます。(ハッシュ値で比較するというのは、厳密な比較を行うので、記事が一文字でも異なれば、真とは判断されません。)
    • 報道機関がブロックチェーンを活用するという事例は、New York Timesがその実験をしていることが有名です。フェイクニュース問題は、社会の大きな課題であり、ブロックチェーンも含めた技術の有効利用が期待されています。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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