バングラデシュからみたブロックチェーン技術

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外有識者のオピニオンをご紹介します。

有識者:Md. Mizanur Rahman @The New Nation(バングラデシュの老舗日刊紙)
URL:http://m.thedailynewnation.com/news/252462/blockchain-new-horizon-in-data-sharing-network
掲載日:4月24日

オピニオン内容

  • 全世界がブロックチェーン技術に目を向けている。バングラデシュはまだそれほど遅れをとっていない。このインターネットメディアでの新たな革命により、ブロックチェーンは金融および情報処理の世界でも革命をもたらすと考えられている。
  • しかし、バングラデシュのブロックチェーン・インフラストラクチャはまだ原始的な段階にある。良いニュースは、私たちの政府(訳者注:バングラ政府)が「バングラデシュ・コンピューター評議会(Bangladesh Computer Council)」を通じ、政府機関のためのプライベート・ブロックチェーン・プラットフォームを構築するためのいくつかのイニシアチブを取ったことだ。これにより、政府機関はプラットフォームを利用して重要なデータのセキュリティを確保できるだろう。さらに、私たちの政府は、日本とインドからの協力のもと、ブロックチェーンに関する(国内の)IT専門家にトレーニングを提供する計画を持っている。
  • これらの施策を始める前に、私たちの考え方を変えなければならない。分散型コントロールの考え方に変更できない場合、このシステムは機能しない。新しいテクノロジーに適応する必要がある。これに適応できない場合は、他国に比して我々だけが置いて行かれることになる。

トークンエクスプレス社のひとこと

  • 本日ご紹介した記事の筆者は、Pubali Bankという銀行にお勤めの方です。上記の要約には記載していませんが、元記事の前半にはブロックチェーン技術をめぐる世界の動向が、事実に基づいた冷静な筆致で記載されており、真剣なブロックチェーン技術情報のフォロワーだと感じます。
  • 「バングラデシュはまだそれほど遅れをとっていない」という一節は、下記の記事にてご紹介した韓国の企画財政部の次官も同様の発言を行っております。

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(本ブログ4月23日記事)

ブロックチェーンは、2009年にビットコインという形で彗星のように現れた、「技術の組み合わせの技術」です。それまでに先行して研究していた国などはありませんでした。その後米国と中国を中心として特許競争が行われていますが、他の国からすれば誕生から10年強しかたっていない技術であることから「まだそれほど遅れをとっていない」と考えているのでしょう。

  • 実際は、ブロックチェーン技術を構成する技術には高度なもの、数学的に難度の高いものも含まれていますので、やはり技術先進国の優位性はかなり高いと考えられますが、「ブロックチェーンの社会における運用知見」という観点では、(中国が頭一つ抜けているかもしれませんが)どの国もほぼ横一線と言えると思います。
  • 技術が本当に価値を持つのは、社会で有用な運用方法が実現された時です。そして、IT技術の有用な運用において、国家が有する特許の数はそれほど関係ありません。なぜなら、オープンソースでどんどん最新の技術が開発・公開される分野だからです。バングラは現代版マイクロファイナンス発祥の地として有名ですが、開発途上国で有用なブロックチェーンの運用事例を生み出してほしいし、そういうところに弊社も絡んでいくべく、手を打っております。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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