オーストラリアでブロックチェーンのエネルギー取引プラットフォームが実装

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュースをご紹介します。

記者:Asha Barbaschow @ZDNet
URL:https://www.zdnet.com/article/power-ledger-to-roll-out-blockchain-energy-trading-tech-to-wa-apartments/
掲載日:4月23日

ニュース内容

  • オーストラリアの新興企業Power Ledgerは、西オーストラリアの約100のアパートにブロックチェーン・ベースのエネルギー取引技術を導入する3年間契約の締結を発表した。
  • まず、対象の住居のうち62戸について、このエネルギー取引技術を用いて、対象区域内の電力ネットワーク、貯蔵可能なマイクログリッドに接続された太陽光発電設備から、100%再生可能エネルギーを供給する予定だ。その後、残り40戸について同様の取り組みを行う予定。
  • Power Ledgerは、そのプラットフォームがエネルギー消費とトランザクションを追跡し、住宅開発が余剰の太陽エネルギーを他の住民に販売して「電力の分配をより効率的に」し、「生成された太陽エネルギーを最大限に活用する」ことができると述べた。

トークンエクスプレス社のひとこと

以前このブログでご紹介させていただいてとおり、オーストラリアは気候変動の影響に強い課題意識を有している国の一つです

関連記事
気候変動の影響が大きいオーストラリア農業
(本ブログ3月23日記事)

昨今の世界的な原油価格の低迷によって、再生可能エネルギーへの関心がどうなるのか心配になりますが、オーストラリアで現実化した、ブロックチェーン・ベースのエネルギー取引のプラットフォームが、様々な経験を蓄積していくことを期待しています。

なお、本日ご紹介したPower Ledgerのライバル企業ともいえるのが、以下の記事でもご紹介した米国のスタートアップ”LO3 Energy”です。

関連記事
マイクログリッドへのブロックチェーン活用の大きな期待(特に欧州)
(本ブログ1月31日記事)

両者とも再生可能エネルギーに焦点を当てたアピールをしていますが、開発途上国には閉鎖的な構造をもった(外部から人が入りにくい)高級住宅地を建設する例は多く、再生エネルギーに限らず展開の可能性があるのではないかと感じます。両者とも実績を積み始めたばかりで、この後の動向に要注目です。

(本日ご紹介した記事に関するPower Ledger社のプレスリリースはこちら。)

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