台湾の保険会社11社、共同のブロックチェーン・プラットフォーム

本ブログでは、持続可能な社会のためのブロックチェーンの活用等について、原典が外国語のものを中心にご紹介してまいります。

本日は、海外ニュースをご紹介します。

メディア:ASIA INSURANCE REVIEW
URL:https://www.asiainsurancereview.com/Magazine/ReadMagazineArticle?aid=43413
掲載日:5月1日

ニュース内容

    • 台湾の11の生命保険会社と損害保険会社のグループによる、共同ブロックチェーン・プラットフォームの、パイロット・プロジェクトが始まる。台湾の金融監督委員会は既にそれを承認した。このプロジェクトは、顧客の利便性向上を目指すもので、7月1日から6か月間実施される予定だ。
    • このプラットフォームにより、例えば複数の保険会社と契約を持つ被保険者は、保険金請求や登録個人情報の変更に当たって、個々の保険会社と手続きを行わなくても、一度申請するのみで手続きを完了することが可能になる。
    • このプロジェクトに関与する保険会社には、Nanshan Life、Cathay Life、Fubon Property Insuranceなどがある。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • ブロックチェーンは単体の企業がビジネス利用のために導入するよりも、本日ご紹介した事例のように、複数企業で協力して共同導入する方がその価値を発揮しやすいツール/技術と言えます。今回、11社が共同で取り組むということで、ここまでまとめ上げたリーダーに敬意を表します。
    • 上記記事を読むだけでは、「保険金請求」と「登録個人情報の変更」という手続きにおいて情報が複数社で共有されるというシンプルなユースケースのように感じますが、この取り組みが実効性を持つためには、11社の担当者たちは他社との多くのすり合わせと、自社内業務プロセス、ITシステムの改修などに向かい合う必要があるでしょう。保険契約時に顧客から収集する情報の差異や、情報を入手した後の社内の処理方法、ITシステムで入出力する内容、帳票のフォーマット等、取り扱うデータ数が少し変わっただけで、業務プロセスは大きく変わります。
    • パイロット・プロジェクトは6か月間ということで、そうした擦り合わせを行うには少し短めですが、11社には協力して乗り越えて、良い事例を作っていってもらいたいと思います。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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