ステンレスボトル使用回数に応じ海洋ごみ回収プロジェクト @スイス

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典がフランス語のニュースをご紹介します。

記者:REBECCA GARCIA @Bilan
URL:https://www.bilan.ch/economie/gourde-blockchain-et-environnement
掲載日:5月17日

ニュース内容

スイスの起業家たちは、プラスチックの海中投棄と戦うための特別なステンレス製ボトルを発売した。このボトルはブロックチェーンにリンクされ、このボトルを利用することによって節約されたボトルの数を数えることにより、相当する数のペットボトルをビーチから回収するためのビーチの清掃員への資金供給を可能にする。

彼らの目標は、人々が水道を使うことに慣れさせることだ。共同創設者でCEOのPierandrea Quarta氏は、「いわゆる先進国では、水道水を飲むことができます」と述べる。このプロジェクトは現在、クラウドファインディング・プラットフォームIndiegogoで資金募集中だ。

トークンエクスプレス社のひとこと

クラウドファンディングで高い期待

5月20日時点で、約2,350万円もの資金をIndiegogoで集めている、スイス・ジュネーブ発のプロジェクトです。

スイスが海を持たない国でありながらこうしたプロジェクトが生まれ、支援を集めているという事実は、プラスチックをはじめとする海洋ごみ問題に対する欧州の関心の高さを表していると言えるでしょう。

集めた資金を用いて現在ボトルのプロトタイプを作成中ということですが、Indiegogoを経由した資金提供者に対するボトルの配布は、当初の本年5月頃の予定から、8月の予定に延期されています。

Why Blockchain?の批判が存在

なぜブロックチェーンを用いるのでしょう?ステンレスボトルの使用回数の記録くらいであれば、ブロックチェーンを用いなくても対応はできそうではあります。この点については、既に批判者は多く存在しています。Redditという欧米でメジャーな掲示板サイトでは、「詐欺的プロジェクト」という辛辣なものも含めて、ステンレスボトルにおける電子機器の使用に関する疑問(ボトルの廃棄時に環境破壊につながるのではないか)など、数多くの批判的コメントが寄せられています。

私としては、ステンレスボトルの使用回数に応じてビーチからペットボトルの回収を行うというスキームについて、その清掃員への支払をどのように行うのか、清掃員候補へどのようにアプローチするのか、という点に関心があります。このプロジェクトでは説明されていませんが、その支払いにおいてブロックチェーンの活用は有効かもしれません。

トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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