西アフリカからヨーロッパ市場へのマンゴー流通を追跡

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典がフランス語のニュースをご紹介します。

メディア:Commodafrica
URL:http://www.commodafrica.com/19-05-2020-la-mangue-ouest-africaine-tracee-par-la-blockchain
掲載日:5月19日

ニュース内容

    • 西アフリカで初めて、ブロックチェーンでマンゴーの流通を追跡できるようになった。ベルギーのスタートアップBlockO(ブロックゼロ)社が、フランスとスペインに拠点を置く民間企業Société internationale d’importation社と、西アフリカのマンゴーの流通事業を支援するヨーロッパ・アフリカ・カリブ太平洋連絡委員会(Coleacp)と共同で、マンゴー追跡のMangoBlockchain(現在β版)を開発した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの後、サプライチェーンの回復力が信頼と透明性に左右される状況で、このサービスの重要性は高まっている。
    • Coleacpは、近年ヨーロッパ市場に到着する際にあまりにも多くの横取りに遭遇している西アフリカのマンゴー流通が、MangoBlockchainによって改善されると考えている。
    • Coleacpによると、現在進行中のテストの目的は、B2B(輸入業者/流通業者)とB2C(流通業者-輸入業者/消費者)の通信ツールとしてブロックチェーンの付加価値を評価することだ。サプライチェーン全体で収集したデータを安全に通信して保存し、透明性を高める技術の可能性が示される見込みだ。輸入業者の視点では、流通業者に情報を提供するだけでなく、改ざんを受けずに確実に消費者と「つながることができる」ことが期待されている。

トークンエクスプレス社のひとこと

食料品のトレーサビリティのためのブロックチェーン利用の例は既に多くありますが、大陸間の輸送中に輸送物品が盗難されるために、その対策としてブロックチェーンを用いるという事例です。また、輸入業者の目線として、ブロックチェーンを使った流通の見える化によって、流通業者を介さずとも直接消費者にアプローチし、コミュニケーションが可能になることが期待されている点も興味深く感じました。

ブロックチェーンはユニークな特徴を持った技術・ツールであり、そのユニークさから技術の利用者から見た価値が「発見」されることがよくあります。利用価値が「発見」されると、またツールとしての新たな利用方法が考案され、それを取り巻くエコシステムも構築されていく。ブロックチェーン技術はまさにそうした面白いフェーズにある技術だと思います。

トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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