Facebookへの投資はESG投資か?

本記事では、社会的インパクトと経営管理等について、海外の有識者のオピニオン(原典英語)をご紹介します。

有識者:Chris Dastoor @ MONEY MANEGEMENT
URL:https://www.moneymanagement.com.au/news/funds-management/facebook-esg
掲載日:6月5日

オピニオン内容

    • 複数のESG投資ファンドでFacebookへの投資が行われていることは、投資家自身がESG投資ファンド内ポートフォリオを分析する重要性を再認識させる。ESGファンドは通常、タバコまたはアルコールの製造、ゲーム施設の製造または提供、武器または武装、ポルノ、武器用ウランの採掘、石炭およびオイルサンドの製造に関与する企業を無視するスクリーニング・プロセスを備えている。Facebookはこれらの要件のいずれかを破ることはないが、その行動は投資家が投資したかったことと倫理的に矛盾する可能性がある。
    • Facebook、Alphabet (Google)、Microsoft、Appleのような米国のハイテク企業は、ESGスクリーニング基準を遵守しながら高いリターンを提供したため、ESGファンドの人気のあるオプションになった。一方で、オーストラリア責任投資協会(RIAA)の最高経営責任者であるサイモン・オコナー氏は、ソーシャルメディア企業の行動は、一部の責任ある投資家によって詳細に調査され、その結果、攻撃的なコンテンツを公開および配布している、あるいは扇動的なコンテンツや不快なコンテンツに責任を負っていないという理由で、これらの企業をポートフォリオから除外することを決定した人もいるという。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • ESG投資の手法には、投資しない条件を明確にするネガティブスクリーニングや、環境、社会、企業統治面で積極的な取り組みを行っている企業を調査し投資を行うポジティブスクリーニング等が存在しますが、ネガティブスクリーニングを主とする投資信託商品においては、そのスクリーニング対象となっていないテーマにて議論を呼ぶ企業への投資が行われている場合がある、という記事です。
    • 上記の記事において、ESG投資で人気のあった企業として代表的な米国IT企業の名前が挙げられておりますが、中には評価に悩んでしまうような、相反する側面を持つ企業もあります。例えばAppleは、自社が使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄う体制をとっているようですが、一方で、iPhoneはその登場の頃から、貴重な金属資源を原材料に使用していることと、毎年新製品を出して消費者に買い替えを促しているという点で、環境負荷の高さを指摘されてきました。Alphabet (Google)は、利用者の情報を利用しているという点でプライバシー問題を常に指摘されていますが、一方でGoogleが世界の合理化に貢献した事実は否定し難いところがあります。

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    • こうした評価における判断基準は、個人個人の価値観、着目点による部分が大きいです。ESG投資にはいろいろなスタイルがあって良いし、投資信託を通じたESG投資も意義があると思いますが、意に沿わない投資にしないためには、投資家自身が投資先ごとに判断をしていく必要があると考えます。
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