ロシア中央銀行、ブロックチェーンを介した住宅ローンの準備

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典がフランス語のニュースをご紹介します。

記者:Tim Alper @Cryptonews.com
URL:https://fr.cryptonews.com/news/russian-central-bank-on-the-verge-of-issuing-blockchain-mort-6701.htm
掲載日:6月12日

ニュース内容

    • ロシア中央銀行は暗号資産(仮想通貨)に対して嫌悪感を示しているものの、ブロックチェーン技術には非常に熱心で、ブロックチェーンを介したデジタル住宅ローンを発行する準備をしている。中央銀行は、従来の住宅ローンのかわりに”Masterchainプラットフォーム”上で完全にデジタル化されたものを使用する計画を明らかにした。
    • 6月10日、中央銀行の理事(Director)であるElvira Nabiullina氏は、ロシア議会で、銀行は住宅ローンの申し込みと発行プロセスを「完全デジタル化」しようとし、新型コロナウイルスの大流行によって引き起こされた巨大な混乱のなか、住宅市場を健全に保つための努力を強化したと発表した。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 新型コロナウイルスという「危機」が、本来ならなかなか実現しなかったであろう変化を起こしています。本日ご紹介した記事では、ロシアの中央銀行が住宅ローン分野におけるブロックチェーンの導入に対して積極的な姿勢を改めて示したというニュースです。
    • 不動産分野、金融分野はともにブロックチェーンの利用が有望視されている分野であり、住宅ローン分野はその結節点にあるともいえます。住宅ローンは一般的にローン期間も長く、可用性(システムが停止することなく稼働し続ける能力)が高く、データの耐改竄性も高いブロックチェーンは優位なツールだといえます。
    • ただ、注意すべきは、上記の記事には既存の住宅ローンの仕組みの代わりにブロックチェーンの利用を進めると発表していますが、中央銀行が影響力を行使できる部分を考えれば、人々の生活やロシアの不動産ビジネスが急に変わるというものではなく、フランスの中央銀行の取り組みのように、中央銀行と金融機関との間のデータの管理等における限られた仕組みの変更を意味するのではないかと考えられます。

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