ユニリーバ、気候変動基金に10年間で10億ユーロを投資

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典がフランス語のニュースをご紹介します。

出典元:Social mag
URL:https://www.socialmag.news/15/06/2020/unilever-investit-1-milliard-deuros-sur-10-ans-dans-un-fonds-pour-le-changement-climatique/
掲載日:6月15日

ニュース内容

    • 消費財企業ユニリーバは、グループの気候変動プロジェクトに資金を提供し、パリ協定で定められた日より11年早い2039年までにすべての製品の純温室効果ガス排出量をゼロにすると発表した。そのために基金に10億ユーロを投資する。この基金は、今後10年間で森林再生、水保全、炭素隔離などのプロジェクトに投資するという。
    • 純排出量ゼロ目標は、オフィスの電力消費量を削減するなど、2030年までに社内の排出量を削減する取り組みの延長にある。同社ウェブサイトによると、ユニリーバの温室効果ガス排出量の合計は、2019年には二酸化炭素約6,000万トンに相当する。サプライチェーンマネジャー、マーク・エンゲル氏は「我々は取り組みをさらに進めており、バリューチェーン全体を対象にすることになるだろう」と述べた。年間売上高520億ドル(訳者注:520億ユーロの誤り?)のユニリーバは、排出削減目標を設定し、関係企業と温室効果ガス排出量管理のシステム整備において協力する。2039年までに、すべての製品について温室効果ガス排出量を示すという。
    • 同社はまた、製品のすべての製剤を生分解可能にし、2023年までに森林破壊のないサプライチェーンを達成することを目指していると述べた。これも気候変動に対処するための多くの措置の一つ。同社は、衛星を使ったモニタリング、位置情報追跡、ブロックチェーンなどを使用して、サプライチェーン内のトレーサビリティと透明性を高めると述べた。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 新型コロナウイルスで世界が混乱している中で、ユニリーバがこれまで以上に気候変動対策に取り組むというニュースです。すべての製品の”純”温室効果ガス排出量をゼロにするとは、自社製品の製造等に関連して発生するガスの排出量を相殺するように、ガス削減に貢献する他の事業に投資するということを意味します。
    • 520億ユーロもの売上規模に対して、10年間で10億ユーロの投資というと相対的な規模としては小さく、本当に純排出量をゼロにできるのか疑問がありますが、その実績を示すためには排出量と削減量の計測方法が確立されている必要があります。記事の最後にブロックチェーンを活用してサプライチェーン内のトレーサビリティを高めるとありますが、温室効果ガス排出量の計測・推定方法等が整備されていくことが期待されます。
トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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