米国証券取引委員会(SEC)議長、ESG各要素の個別比較を呼びかけ

本記事では、社会的インパクトと経営管理等について、海外のニュース(原典英語)をご紹介します。

発信元:Banking Exchange
URL:http://m.bankingexchange.com/compliance/item/8297-sec-chairman-calls-for-esg-issues-to-be-considered-separately
掲載日:6月22日

ニュース内容

    • 米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission, SEC)の議長は、環境面、社会配慮面、企業統治面(ESG)の各要素を単一の指標に混ぜ込むと、「不正確な」投資分析になる可能性があると警告している。SECのジェイ・クレイトン議長が、先月、規制当局の資産管理諮問委員会の会議でコメントした。あわせて、実績のあるアクティブなポートフォリオ・マネジャーにこのトピックへの関与を求めた。
    • SECは、投資家、株式発行者およびその他の市場参加者に呼びかけて、ESG要素の開示要請に関するヒアリング等を開始する予定だ。これはSECの投資家諮問委員会の小委員会が求めたもので、同委員会はESG投資がもはや「おまけ的」な概念ではなくなってきたため、投資家の意思決定の基礎となる信頼できるESG情報を必要としている、という立場だ。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • ESG評価を構成する各要素が、企業をそれぞれ別の側面から評価しており、それらを一緒くたにしてしまうと出てくる結果が意味をなさないものになる、ということは、ESG評価について少しでも関心のある方は既知の事実だと思います。しかし、米国の証券取引委員会という「権威」がこのような事実を一つ一つ確認していくことは重要です。
    • ESG評価は、数値化が難しいものを数値化し比較できるようにするという行為です。それを利用する投資家からすれば、ESG評価の利用目的が「比較」にありますので、なるべく労せず比較できる仕組みがほしいです。そのニーズを突き詰めていくと、ESG評価が単一の指標にまとめられてしまうという事象が起こります。しかし、それでは、持続可能な社会づくりに役立つ投資を促すというESG評価の目的から乖離してしまう。
    • 大切なのはバランスで、個社における多様なESG側面の取り組みの優劣を、一定程度パッケージで評価できるシンプルさをもちながら、必要であれば個別具体的な側面だけでも比較できる開示の仕組みが求められています。そして、最も良いバランスがどこにあるかの判断軸は、投資家側からみて意図どおりの投資先に投資をすることができて、社会全体で見てもより多くの人が投資されるべきと思う企業に対して投資が集まっている状況といえるでしょう。
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