ブロックチェーンがもたらす再生可能エネルギーの大きな機会

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典が英語のニュースをご紹介します。

メディア:Energy Matters
URL:https://www.energymatters.com.au/renewable-news/could-data-centres-carry-huge-clean-energy-opportunities/
掲載日:6月26日

ニュース内容

    • オンライン活動を下支えするデータセンターは、エネルギー使用量全体のかなりの部分を占めている。オーストラリアでは、全エネルギー使用量の 4%を国内のデータセンター上位100カ所が占めている。新型コロナウイルスの台頭で、生活がオンライン中心に移行し、それはエネルギー消費量の増加も意味する。
    • オーストラリアのウェブメディアOne Step Off the Gridによると、これまで、データセンターのエネルギー調達は通常制限されてきた。発電機からの直接調達は、単一サイトの電力に年間200万ドル以上を費やしているエネルギーユーザーに限定されている。持続可能な社会づくりのための取り組みとして、大手は独自に太陽光等の再生可能エネルギーを運用しているが、ほとんどの企業は小売業者からエネルギーを購入する必要がある。
    • 収益性を犠牲にせずに持続可能性を受け入れることが真の課題で、中小規模の企業は、利益や競争力を失わずに、持続可能性な運用を取り入れる必要がある。
    • ブロックチェーンを使用すると、オーストラリアのデータセンター用に特別に設計されたアーキテクチャを使用でき、検証済みの再生可能エネルギーを、安価に直接購入できるようになる。ブロックチェーンを使用して「PPA(訳者注:Power Purchace Agreement, 電力購入契約のこと。)の標準的な部分購入」が提供されることで、消費者は、エネルギーに直接アクセスできるようになる。

トークンエクスプレス社のひとこと

    • 本日ご紹介した記事はデータセンター産業のエネルギー消費量が増加しており、持続可能な社会を実現するのためには同産業が再生可能エネルギーを活用する自由度を増やす必要性が増している、ブロックチェーン技術がそれに貢献しうる、という趣旨のものです。ただ、データセンター事業以外にもエネルギー消費量の大きい産業は存在し、そうした産業の中小企業たちにも、同様に再生可能エネルギーの利活用を増やしてもらう必要があります。そのように考えれば、データセンター事業に留まらないブロックチェーン技術の潜在性の高さを、上記記事から推し量ることができます。
    • 本ブログでは何度か、電力会社のような「リテール網を持つ垂直統合型ユーティリティ企業」が、ブロックチェーン技術を大々的に社会インフラに実装するポテンシャルを持つ主体だと申し上げてきましたが、本日ご紹介したような、中小企業が再生可能エネルギーを購入しやすくなるサービスの提供などは、その入り口として高い可能性を持つのではないかと考えます。

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