新型コロナウイルス・ワクチンにかかる、ブロックチェーン利用案

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典がフランス語のニュースをご紹介します。

メディア:Mon-livret.fr
URL:http://www.mon-livret.fr/actualite/crypto/le-projet-de-blockchain-du-mexique-contre-covid-19-est-attribue-par-le-mit/
掲載日:7月18日

ニュース内容

    • マサチューセッツ工科大学(MIT)が開催した、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関するハッカソンにおいて、「分散台帳技術(DLT)またはブロックチェーンを使用してCOVID-19に対する潜在的な(将来の)ワクチンを追跡する」というメキシコの提案が選出された。このイベントは、ラテンアメリカにおいて可能性のある技術の適用事例を見つけることを意図して、6月19日から21日まで開催された。
    • 「ブロックチェーンによる日常的な免疫化」と呼ばれるこのプロジェクトは、「健康システムサポート」カテゴリ内のトップ3の提案の1つに選ばれた。提案者の一人Tecnológico大学のFeregrino氏は、「このアイデアは、ワクチンが発見された時点でワクチンの分配のための完全に設計された計画を持ち、公正な方法で世界にそれを得る時間を無駄にしないためのものです。(中略)私たちはパンデミックを止め、ワクチンを無駄にしないようにしています。」と説明する。
    • 分散型台帳に基づく他のトレーサビリティ・ソリューションと同様に、「ブロックチェーンを使用した体系的ワクチン接種」は、追跡のためにワクチンに提供されるQRコードを使用する。この QRコードは、最終的な宛先まで、サプライチェーンのすべての段階で、アプリのユーザーによってスキャンされる。データはまた、ワクチンが移送されるときの温度、地理的位置および薬品を受け取る機関を決定するために使用される。

トークンエクスプレス社のひとこと

新型コロナウイルスにかかるワクチンが開発された時に備えるプロジェクト、というのはとても鋭い着眼点です。ワクチンは世界中で取り合いになるでしょうし、生産能力の問題で、マスクの比にならないほど買い占めや価格のつり上げ操作等が起こるでしょうから、流通追跡ができる体制を整えておくことが重要です。

特に注意すべきは、(特に途上国の)政府や自治体と、その周辺に存在する企業等による、ワクチン配付関連の汚職ではないかと考えています。分散台帳技術やブロックチェーンの、システム上のデータの管理者が単一ではなく分散されるという性質は、まさにこうした類の、公正なデータの取り扱いが求められる用途に適した特徴であるといえます。

トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
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