アフリカ連合の新イニシアティブでブロックチェーン

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典が英語のニュースをご紹介します。

コロナ禍で存在感の高まるアフリカ連合(AU)

欧州連合(EU)のアフリカ版ともいえる組織として、アフリカ連合(African Union, AU)という国家統合体が存在します。新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の蔓延に伴い、AUがその役割を高めつつあります。

特に、アフリカ連合の公衆衛生にかかる専門機関として2016年に創設、2017年に公式に業務開始した、アフリカ疾病予防管理センター(Africa Centres for Disease Control and Prevention, Africa CDC)にとっては、今回の感染症は初めての大舞台と言えます。

Africa CDCが打ち出す新イニシアチブ

こうした中で、Africa CDCのトップであるJohn Nkengasong博士が、8月20日、「Africa Against COVID-19: Saving Lives, Economies and Livelihoods(COVID-19に立ち向かうアフリカ:生命、経済、生活を守る)」というタイトルのキャンペーンを開始することを宣言しました。このNkengasong博士は、公衆衛生の分野で30年近くの米国における実務経験を持つウイルス学者です。

関連外部記事
Saving lives, economies and livelihoods campaign launches in Africa
メディア:African Unionウェブサイト
掲載日:8月21日

このキャンペーンは、現在は封鎖されているアフリカの国々が、その国境を再開し始めたときのCOVID-19の感染拡大リスクから、旅行者、経済、生活、学校等を守るための戦略立案を促進することを目的とするものです。

新イニシアチブの目玉の一つはブロックチェーン

本キャンペーンは、他のアフリカの国際機関に加えて、アフリカの企業の協力も取り付けているとのことです。そのなかにはブロックチェーン技術を活用するモバイルベースの健康情報プラットフォーム提供企業からの協力もあるとアピールしています。文脈からすると、個人の感染履歴を記録し、他者との接触履歴を追跡するアプリケーションのようです。今回の開始宣言で、アフリカ発の革新的テクノロジー活用の具体的事例として紹介されたものであり、ブロックチェーン技術活用への高い期待が伺えます。

アフリカの通信インフラ状況、電力普及状況等を考えると、さまざまなチャレンジがあることは容易に想像できますが、米国で長いキャリアを持つトップに率いられる新組織が、どこまで成果を出していけるか、おおいに期待するところです。

トークンエクスプレス株式会社では、国内外の持続可能な社会づくりに寄与する事業・プロジェクトの企画、構築、運用サービスを提供しています。ブロックチェーン技術に知見がありますが、その利用を前提とするものに限りません。
ご関心ある方は、お問い合わせページからお気軽にご連絡ください。