ウィズ・コロナ時代の社会課題解決アイデアコンペ

本記事では、社会的インパクトと経営管理等について、弊社の最近の考えをご紹介します。

アラブの首長が主催する社会課題解決アイデアコンペ

世界に存在する社会課題を解決するためのアイデアを募集し、それを競い合うイベントは新型コロナウイルス感染症が広まる前に多く存在していました。特にスマートフォン、仮想化技術、機械学習、AR/VR、ブロックチェーンなど、2000年代後半以降は最新技術の活用をフックとしたアイデアを競うコンペが度々開催されてきました。

国際協力の分野では、開発途上国の課題を解決するアイデアコンペも度々開催されています。アラブ首長国連邦副大統領兼首相で、ドバイ首長国の首長でもあるムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム首長が主催するMohammed Bin Rashid Initiative for Global Prosperity(以下、”MBRIGP”)もその一つです。(本年のイベントは、8月31日から9月3日までの予定で最終ピッチが行われ、表彰式が9月6日に行われるようです。)

本年のMBRIGPには、以下の4つのテーマが用意されています。

  • Innovation for Peace and Justice(平和と公正のためのイノベーション)
  • Sustainable and Healthy Food for All(持続的で健康な食事を全ての人に)
  • Innovation for Inclusive Trade(包摂的な貿易のためのイノベーション)
  • Climate Change(気候変動)

それぞれのテーマでのファイナリストたちの情報は以下のウェブサイト(日本語)で丁寧に解説されています。ブロックチェーンを利用するアイデアもファイナリストに含まれています。

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掲載日:8月20日

ウィズ・コロナ時代の社会課題解決アイデアコンペ

MBRIGPはかなり大掛かりな企画であり、そのテーマ設定も新型コロナ以前になされたものでしょう。

では、ウィズ・コロナ時代において、社会課題解決アイデアコンペのテーマ設定はどうなっていくでしょうか?少なくとも2年間はこうした世界的な自粛期間が続くと言われているので、そうした検討が無駄になることはないでしょう。

私の考え方としては、国を超えた行き来が制限されるという仮説のもとでは、先進国で作ったもの、開発されたサービスをそのまま開発途上国に持ち込んで社会課題開発を行うというモデルには、これまでと同様の期待感が示されることはないでしょう。

むしろ、国という単位よりも小さな単位の地域レベルでの、域内でのソリューション波及モデルの開発または「発見」と、それを情報面、資金面等によって遠距離から支援する体制のマッチングに関するアイデアに価値が見出され、ウィズ・コロナ時代の社会課題解決モデルとしてテーマ化されていくのではないでしょうか。

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