スターバックスのブロックチェーン、ついに投入

本記事では、持続可能な社会づくりに関する議論やブロックチェーン活用等について、原典が英語のニュースをご紹介します。

店頭で購入したコーヒー豆の来歴がわかる

スターバックスが以前から計画を発表していた、コーヒー農家から消費者がコーヒー豆の袋を手にするまで、来歴を追跡可能とするプロジェクト。ついに8月25日火曜日から、全米のスターバックスの店舗で消費者が触れられる形となったようです。

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Starbucks Clients Can Now Trace Their Coffee, And So Can Farmers
記者:Isis Almeida @Bloomberg
掲載日:8月25日

コーヒー豆の購入者は、そのパッケージに記載のコードをウェブ画面に入力することで、豆の原産地、焙煎業者の情報を追跡することができ、さらにその豆からコーヒーを抽出するときのヒントも見られると言います。生産者側も、最終的に誰が豆を購入したかまでわかる仕様のようで、多様な関係者に配慮する企業ならではの面白い視点だと感じます。

これまで食品のサプライチェーンにかかるブロックチェーンを用いた追跡技術ではIBMが先行している印象でしたが、スターバックスはマイクロソフトをパートナーに選んでいます。

「責任ある企業」の行動水準を一段高める効果

このプロジェクトにより、スターバックスが10年以上に渡って収集してきたトレーサビリティデータを顧客と共有できるようになったと言います。すなわち、スターバックスは、すでにサプライチェーン管理に長年自社内で取り組んでおり、今回その社内資産を活用した形です。

もともと環境面(E)、社会面(S)、企業統治面(G)との調和を会社のブランド戦略の一つとしているスターバックスが、ブロックチェーンを活用したサプライチェーンのトレーサビリティを本格的に実装したことは、他の企業に大きな影響を与えると考えられます。特に、昨今ESG投資の盛り上がりが意識されるにつれ、投資家たちは、サプライチェーン上の断面で大きなマーケット・シェアを持つ企業たちにも、同様の責任の果たし方を要求してくるようになるでしょう。

スターバックスの上級副社長は、このプロジェクトの戦略的意義として、「全てのコーヒーの出所が分かっていることを顧客に示せることで、信頼と安心を与えることができる。」と言います。このことは、ESG投資への意識を高める投資家たちにも同様に言えることなのです。

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