サプライチェーン管理による環境破壊防止:ブラジル市場の牛肉

本記事では、弊社の最近の考えをご紹介します。

サプライチェーン管理はブロックチェーン活用方法の代表例

ブロックチェーン技術の活用方法として、民間企業が最も実証経験を積んでいると言えるのが、サプライチェーンの可視化です。ある製品の上流から下流まで、モノの流れをブロックチェーン上に記録していき、消費者との接点において製品の安全性を保証したり、ブランド力の向上に利用したりしています。

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サプライチェーン管理は持続可能な社会づくりのためにも有用

サプライチェーン上に、社会的に問題のある加工業者がいたり、社会的問題のある供給者が原材料を供給している場合があります。サプライチェーンが長い場合(多くの会社を経由して最終製品に至る場合)、川下の企業は、知らず知らずに問題のある供給者から材料を仕入れてしまうことで、間接的に社会的問題の発生を手助けしてしまっている場合があります。

ブロックチェーン活用によるサプライチェーンの可視化は、前述のような企業のブランディング用途以外にも、持続的な社会づくりを目的として適用できる可能性もあるのです。

ブラジルで流通する牛肉

まだブロックチェーンを適用した事例とはなっていませんが、サプライチェーン管理が社会的課題を解決しうる事例として、ブラジルで流通する牛肉のサプライチェーンがあります。課題は、ブラジルで流通する牛肉の一部は、違法に森林伐採されたアマゾン川流域の土地で飼育されたものである可能性があることです。アマゾンでは、広範囲の森林の消失が続いていますが、こうした違法な牧場の広がりが、それに拍車をかけている可能性が指摘されています。

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記者:Mauricio Angelo @Global News
掲載日:8月30日

違法事業者は、仲間うちで取引を重ね、流通を複雑化して自らの違法行為を隠そうとします。そうしたサプライチェーンを可視化することは、政府や、一部のNGOだけでできることではありません。ブロックチェーンは、「多くの企業、市民が利用する公共のデータベース」を提供することで、「社会全体で取り組むサプライチェーンの可視化」を実現する技術なのです。

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