ESGスコアは「持続可能性」を必ずしも表さない

ESG投資において中心的な判断基準となっているESG格付は、環境(E)、社会(S)、適切な企業統治(G)という全く異なる尺度の観点をまとめて評価をしています。もっと言えば、E、S、Gのそれぞれでも異なる価値基準での項目ごとに評価を行い、それをまとめ上げてE、S、Gそれぞれの評価を作っています。

このようなESG格付の背景により、ESGスコアの高い企業が、必ずしも「環境にやさしい」といったイメージに合致する企業とはならない、という実態を生んでいるという指摘があります。すなわち、ESGというと「持続可能」や「サステナビリティ」といった言葉のイメージが浮かびますが、実際は高いESGスコアを持っている企業が持続可能な事業を運営しているとは限らない、ということが起こります。

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Lack of transparency in ESG funds criticised
記者:ELIZABETH MCARTHUR @FINANCIAL STANDARD
掲載日:9月3日

新型コロナウイルス流行後に資金流入の勢いを増すESG投資ですが、その資金の出し手がESG投資に抱く期待に応えられるインフラを、金融業界は用意しきれていないと、私は考えています。すなわち、ESG投資の実態と、その資金の出し手がもつESGのイメージとに乖離があるのです。

しかし、今般のESG投資への資金流入は、このイメージの乖離を埋めるサービスが生まれる素地を提供していると感じます。インフラの未整備箇所を指摘し、それを埋めるサービスに価値が認められるようになり、そのサービスが収益を生めるようになるためです。

今後数年間、ESGまわりで誕生するサービスに要注目です。

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