コミュニティ通貨の夢はブロックチェーンで実現するか

ビットコインの登場は、誰でも通貨を発行し、ウェブ上でそれを流通させる可能性を世界に示しました。

「価値のやり取り」をITシステムで管理するのは、ビットコイン登場以前のIT技術では、大きな投資と高い技術力を集約することが必要でした。しかしビットコインは、それを分散的な管理方法でもって、違うコスト構造のもとで実現して見せたのです。

この「発見」は、多くの人を魅了しました。ブロックチェーンが世の中に知られるにつれて、さまざまな「コミュニティ通貨」のアイデアが提示されました。コミュニティ通貨というと、すぐに思い浮かぶのは地域通貨です。地域商品券をデジタル化するようなイメージです。

「グリーン通貨」といった類の、ある政策目的をもって価値を流通させるための代替通貨も、コミュニティ通貨の一種と言ってよいでしょう。

グリーン通貨は、最近、実際に発表された構想です。

「グローバル製造・工業化サミット(Global Manufacturing and Industrialization Summit, GMIS)」という団体が発表しました。GMISは国際連合工業開発機関(UNIDO)がアラブ首長国連邦エネルギー産業省の間の共同イニシアティブで組成された機関です。

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こうした「コミュニティ通貨」においてブロックチェーンを活用する際には、ブロックチェーンがもつ、「国境も地理的距離も関係なく取引可能」という特性を活かす通貨デザインにしたいところです。

一方で、その通貨の利用者が、リアルな世界におけるどのような価値交換において、その通貨を利用できるのか、その交換をどう保証するのか、という点は詳細に詰めなければなりません。

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