ブロックチェーンでの証券小口化と流動化、バーレーンで一部承認

ブロックチェーンを金融に活用するというと、まずビットコインなどの「通貨の代替物」のイメージがわくと思いますが、実は「証券の小口化と流動性の向上」というテーマも、日本も含めて世界の金融機関から注目を集めています。

その証券の小口化と流動性の向上を、持続可能なインフラストラクチャーを対象に、英国のブロックチェーン企業が、バーレーンで実証していくようです。

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UK fintech Fasset to test blockchain solutions in Bahrain
(英フィンテック”Fasset”、バーレーンでブロックチェーン・サービスをテスト)
記者:Imogen Lillywhite & Anoop Menon @ZAWYA
掲載日:9月29日

Fassetは、自身のプラットフォームを用いて、風力発電や太陽エネルギー発電などの持続可能なインフラストラクチャーへの投資証券の小口化および流動化を行うことを目指しています。

このプロジェクトに対し、バーレーン政府は、サンドボックス規制内で事業を行うことを許可したようです。(サンドボック規制内での事業実施とは、一定の範囲で金融規制の例外的緩和を行い、実証試験を行うこと。)

Fassetのウェブサイトを覗くと、CEOがアラブ首長国連邦(UAE)の首相に仕えていた人だったり、中東系の超エリート層(トップマネジメントたちはほとんど欧米の一流大学卒)だったりで、既にかなりの陣容を揃えているイメージです。同社はUAE、サウジアラビア、バーレーン、クウェート、シンガポールの投資家から、プレシードで(プロダクトができる前の投資で)470万ドル(約5億円)を調達したようで、この分野でグローバルにもてはやされているチームのようです。

プレシードで5億円も集めるとは、一般的なスタートアップとは全く異なるアプローチです。ウェブサイトを見る限り、技術的に尖った部分もなさそうではありますが、政治力と人脈など他社には真似できない際立った強みがこのチームにはありそうです。一般的ではないこのアプローチが、特に中東などで新しい事業を進める際には正解となる可能性もあります。

世界的に注目されるこの分野で、先行事例を作っていってくれることに期待です。

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