ESGの”S”(社会への配慮)とは何なのか

環境面(E)、社会面(S)、企業統治面(G)への適切な配慮を行う企業に対して投資を行うESG投資。環境面(E)は地球温暖化対策や環境配慮などでイメージがつきやすいですが、社会面(S)については、どのような事項が重視されているか、イメージできるでしょうか?

ESG格付業界における有力企業であるMSCIは、社会面の評価について、以下の評価項目をあげています。

    • 人的資源(労働マネジメント、労働安全衛生等)
    • 製品サービスの安全(製品の安全性、品質等)
    • ステークホルダー管理(紛争メタル等)
    • 社会市場機会(コミュニケーションへのアクセス、金融へのアクセス等、健康と栄養にかかる機会等)

ESG格付は、これらの評価項目について、対象企業がどのような長期的なリスクを抱えているか(リスクに対するエクスポージャーと言います)を分析、評価する枠組みと言えます。

ESGのSに関するリスクとして最近注目されたのは、新型コロナウイルス感染症の広がりに対して、それぞれの企業が、例えばどのように従業員(人的資源)の保全にかかる対応ができたか、という視点でした。

また、社会の不平等の広がりや格差社会の広がりも、ESGのSにかかるリスクとして認識されます。以下の記事は米国における不平等の進展について具体的数字を挙げ、それとESGとの関係について論じています。

関連外部記事
Facing hard truths: The material risk of rising inequality
(深刻な真実に向き合う:不平等の深刻化に伴う重大リスク)
記者:Anne Matusewicz & Henry Mason @Pensions & Investments

「社会」というとかなり広い概念です。企業外の、地球環境に関するもの(E)以外のあらゆるリスクを「社会」として扱えると思います。そうした多方向からやってくるリスクに都度きちんと対応できるよう、従業員(従業員)への配慮や、自社が社会に提供する製品に対する配慮などができているか。それがESGのSでは評価されるのです。

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