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大学卒業後、2009年から2017年まで独立行政法人国際協力機構(JICA)にて発展途上国の事業に対する開発金融実務に従事。 JICA退職後、コンサルタントとして中堅~大企業へ業務改革サービスを提供。その後、トークンエクスプレス株式会社を設立。 スペインIE Business School経営学修士(MBA)。" }

ESG投資の世界では「リンゴとオレンジ」の比較に苦労

紺野 貴嗣
本記事では、社会的インパクトと経営管理等について、海外のニュース(原典英語)をご紹介します。

記者:Billy Nauman @Financial Times
URL:https://www.ft.com/content/6ff72af4-5d76-11ea-ac5e-df00963c20e6
掲載日:5月11日

ニュース内容

  • 持続可能な投資が飛躍的に成長する中で、環境(E)、社会(S)、および企業統治(G)の評価基準でどのように評価されているかを注視することは、各企業にとってさらに重要性を増している。しかし、企業をESG視点でどのように採点するかは、格付けを与える団体によって大きく異なる。ヨーロッパの規制当局は、「グリーンウォッシング」の可能性を排除するためにより厳しい基準をどのように設定するかについて真剣に検討し始めている。欧州委員会(EU)は現在、この問題を調査しており、ESG評価の監視を改善する方法について市場からのフィードバックを求めているところだ。
  • マサチューセッツ工科大学の研究者たちは、さまざまな格付け機関が同じ企業を、さまざまな倫理的懸念および企業統治上の懸念にわたってランク付けすると、スコアは互いに約60%しか一致しないことに気付いた。
  • 例えばテスラについては、ある評価機関(JUST Capital)においては全企業の下位10%に評価されているが、別の企業(MSCI)からは高い評価を得ている。これは、前者は労働者の権利の側面から低評価をしている一方、後者は環境への好影響をより重視していることに起因する。

トークンエクスプレス社のひとこと

問題点が見つかるのは社会における重要性が増した証拠

新型コロナウイルス危機を経て注目が増しているESG投資ですが、注目が増すほどに、その評価の信頼性が問題になります。

そもそもESGを構成する要素というのは、財務的に数値化できない価値のうち、将来価値に影響がありうる(リスクがある)もの、かつ、特に持続可能な社会づくりのために重視すべきものをピックアップしているものです。スコアリングの際には環境(E)、社会(S)、企業統治(G)という別々の概念を混合してレーティングしていますので、そこに評価機関の「個性」が入ることはやむを得ず、さらにESGの評価機関が乱立することも致し方ありません。ESGの企業統治(G)の中において、対象企業が多様性を重視しているかという項目があるように、ESGの評価機関も多様であることが当然と考えます。

定量的な情報の利用と、評価基準の明示が重要

したがって、評価スコアはあくまで「目安」であると考え、実際の投資主体は評価機関ごとの評価の基準や根拠情報を確認して投資を行う必要があります。これが成り立つためには、「企業が公表するデータが偽証されていない」、「評価機関がその評価ロジックを明示している」ことが重要だと考えます。加えて、顧客に代わって投資している投資主体は、「どの評価機関の評価ロジックを使っているかの明示」や「その評価軸利用の一貫性」なども求められることでしょう。

上記記事にあるとおり、現在EUは「新しい持続可能な金融にかかるコンサルテーション」と題して、2020年7月15日を締切としてパブリックコメントを募集しています。

関連外部資料
CONSULTATION ON THE RENEWED SUSTAINABLE FINANCE STRATEG

上記パブコメ資料の中の質問項目の中には「ESG指標やそのデータにかかる市場の集中度に対して、懸念を抱いていますか?」(Question 17)や「EUはこの領域に対して介入した方がいいと思いますか?」(Question 21)といった質問もあり、大変興味深いです。パブリックコメントの結果が出るのを楽しみにしています。

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