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大学卒業後、2009年から2017年まで独立行政法人国際協力機構(JICA)にて発展途上国の事業に対する開発金融実務に従事。 JICA退職後、コンサルタントとして中堅~大企業へ業務改革サービスを提供。その後、トークンエクスプレス株式会社を設立。 スペインIE Business School経営学修士(MBA)。" }

ESG投資の盛り上がりの中で確実なこと

紺野 貴嗣

新型コロナウイルス感染症をきっかけに、それまで以上に関心が高まったESG投資。急激な関心の高まりにおいて、ウェブ上には様々な記事が溢れかえりました。そのような中で「確実なこと」を見極めることは大切です。

例えば、溢れかえった記事の中で「ESG投資はリスクに強い。新型コロナ下においてESG格付が付与されている株価の低下幅が小さかった。」と言った類の記事は多く見られましたが、この主張は「確実なこと」ではないと考えます。

関連記事
新型コロナで見えたESG投資の強さ / 企業経営者は何をすべきか
(本ブログ5月6日記事)

「株価」というのは、人気投票といった側面があり、またESG格付と格付保持企業の財務パフォーマンスの関連に関して、様々な疑問が投げかけられています。

一方で、確実なことはいくつか存在します。例えば、ESGを謳う投資信託への着実な資金流入です。J.P.Morganの調査レポートによれば、ESGを謳う投資信託への月当たりの資金流入規模は、2016年1月から一貫して増加しています。

関連外部記事
Why COVID-19 Could Prove to Be a Major Turning Point for ESG Investing
(新型コロナがESG投資における大きなターニングポイントになる可能性がある理由)
掲載者:J.P.Morgan
掲載日:2020年7月1日

4年半もの間、一貫して資金流入が増加しているという事実は、ESG投資の広がりが仮初めのブームではなく、長い期間にわたる大きな潮流である証拠と言えます。

特に企業経営者など、ESG投資への関心の高まりを自社の発展に活かしていきたいと考える方は、日々触れるESGに関する情報の中から、一過性のものではない、また、前提の置き方などに恣意性のない、「確実なこと」にのみ焦点を絞って情報収集をなさることをお勧めいたします。

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